小野畳店

こんにちは、いわき市平で畳店を営んでおります。当店の最新の施工事例をご紹介いたします。

依頼の経緯

今回のご依頼は、いわき市平の築15年位の分譲マンションにお住まいの女性のお宅からいただきました。このお宅は6帖の部屋で、当店近所の妹さんからの紹介でした。今年、お母様が亡くなられ、新盆のために7月中に畳を新しくしたいとのご希望でした。

施工前の状況

打ち合わせに伺うと、畳表はい草で施工されており毛羽立ちが目立ち、表も破れて床材が見えている状態でした。床材は建材床の30mmのものが使用されており、幸い床材自体はそのまま使える状態でした。

部屋にはタンスが二つと仏壇が一つあり、施主様は家具の移動や施工について大変心配されていました。しかし、当店ではこのようなケースにも慣れておりますので、安心してお任せいただきました。

使用材料と施工内容

予算の兼ね合いもあり、今回は中国産の厚みのあるしっかりとした綺麗な畳表を使用しました。床材が30mmと普通の畳床材の半分の厚みしかなく、表を張って機械で逢着するのには少し難しい施工になりましたが、無事に綺麗に仕上げることができました。

縁には、大宮縁のファイン#1を使用しました。この縁はシンプルでありながら上品なデザインで、部屋全体の雰囲気を引き立てます。

施工の流れ

当日は朝9時頃にお伺いし、畳を剥がす作業からスタートしました。畳を剥がす際には、まずタンスや仏壇を移動させ、その下に別の30mmの部材を敷いてしっかりと安定させました。その後、畳6枚を無事に剥がし、新しい畳表を張り直しました。

午後3時頃には全ての作業が完了し、新しい畳を無事に納品することができました。なお、東日本大震災の際に仏壇とタンスが倒れたとのことで、仏壇とタンスの下には倒壊防止のパッキンが設置されていました。これらのパッキンも無事に元通りに戻して、施工を完了しました。

施主様の反応

施主様は、新しくなった畳を見て「うわー、とても綺麗になった、良い香りがする」と大変お喜びいただきました。また、タンスの後ろの掃除もできてよかったとおっしゃっておられました。新しい畳の香りと共に、新盆を迎える準備が整ったことに満足されていました。

まとめ

今回の施工も無事に完了し、お客様に喜んでいただけたことを大変嬉しく思います。畳替えや新畳の施工について何かお困りのことがございましたら、どうぞお気軽に当店までご相談ください。これからも皆様のお役に立てるよう、丁寧な施工を心がけて参ります。

以上が今回の施工事例のご紹介となります。お読みいただき、ありがとうございました。

いわき市平　一級技能士のいる　小野畳店