ご依頼のきっかけ:「縁がボロボロで困っています」
いわき市郷ヶ丘にお住まいのご夫婦(築18年のお宅)から、「畳の縁がボロボロになってしまって困っている」というご相談をいただきました。新築時に施工されたのは、色あせしにくいことで人気のダイケンの和紙表。しかし、18年という年月の中で経年劣化が進み、縁の状態が気になるようになったとのことです。
現地に伺い確認したところ、畳の床材は建材床。経験上、裏返しでもある程度きれいになる可能性がある一方、18年という長い使用期間を考えると表替えが適している場合もあり、判断に迷う状況でした。そこで、裏返しと表替えの2つのプランをご提案し、それぞれの見積もりをお出ししました。
表替えを選択し、明るい和室にリフレッシュ
施工当日、畳をお宅でばらして実際の裏面の状態をご確認いただきました。その結果、ご夫婦から「18年も使ったし、せっかくだから新しく表替えをしましょう」というご決断をいただきました。
お選びいただいたのは、ダイケン和紙表の「市松表 #01(銀白色×新銀白色)」。モダンな市松模様が特徴で、落ち着きのある上品な雰囲気を演出します。縁(ヘリ)は、現在人気の「集(つどい) #1」を採用。施工前の縁「大宮縁 明日香 #3」とは素材や織り方が異なるため、「以前の雰囲気とは少し変わるかもしれません」とご説明し、ご納得の上で進めました。
縁の違いについて
• 施工前:大宮縁 明日香 #3
• 織法:平織
• 組成:ポリエチレン、ポリプロピレン
• 今回の施工:大宮縁 集(つどい) #1
• 織法:縦糸三重織
• 組成:ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル
それぞれ素材や織り方に特徴があり、使用感や見た目に微妙な差があります。このようなご説明を丁寧に行うことで、お客様に安心して選んでいただけます。
「想像以上に綺麗!」ご夫婦の嬉しいお声
納品後、畳が新しくなった和室をご覧になったご奥様からは、「綺麗になっただけでなく、部屋の雰囲気が明るくなって想像以上に良くなりました!」という嬉しいお言葉をいただきました。市松模様のモダンなデザインが、和室全体を明るく洗練された印象に変えたのだと思います。
施工前の畳の状態をしっかり確認し、適切なプランを提案することで、仕上がりに納得いただけたことが何よりです。また、納品前には当店で乾拭きを行い、敷き込み後には掃除機で仕上げることで、新しい畳の清潔感を最大限に引き出しています。
畳替えで暮らしをもっと快適に
「畳を新しくすると部屋全体の雰囲気が一新される」と多くのお客様から喜びの声をいただいています。畳の縁や素材選びで迷った際には、ぜひ当店にご相談ください。経験豊富なスタッフが丁寧にご説明し、お客様のライフスタイルに最適なご提案をいたします。
畳の張り替えはもちろん、裏返しや表替えなど、お住まいの状態やご予算に合わせたプランを柔軟に対応可能です。「畳を替えたいけれど、どこに相談すればいいのかわからない」という方も、まずはお気軽にお問い合わせください。
いわき市平 1級、技能士のいる小野畳店
この記事へのコメントはありません。