シロアリの被害が発覚|好間町にお住まいのご夫婦からのご依頼
いわき市好間町にお住まいの築35年のご夫婦から、「TV台を動かしたら畳がボロボロで黒くなっている」とのご連絡をいただきました。早速現地に伺うと、原因はシロアリでした。8畳間の畳が藁床に和紙表で施工されていましたが、4枚が被害を受けており、表面は黒ずみ、内部の藁床部分もスカスカの状態でした。
近年、地球温暖化の影響もあり、全国的にシロアリ被害が増加しています。特に和室ではタンスや荷物の下が被害に遭いやすく、今回もその典型的なケースでした。
シロアリ対策の第一歩|専門業者による徹底消毒
シロアリ被害は畳だけでなく、建物全体に広がる可能性があるため、知り合いの専門業者に依頼し、家全体の床下を調査してもらいました。その結果、隣の洋室にもシロアリの痕跡(蟻道)が見つかり、1階全体の床下に薬剤散布を行うことに。
消毒作業は朝9時に始まり、夕方5時頃に完了しました。その間に畳を搬出して採寸を行い、新しい畳の製作に取り掛かりました。被害を受けたお宅には一刻も早く畳をお届けしたいという思いで、急ピッチで作業を進めました。
新しい畳で和室が明るく快適に
今回製作した畳は以下の仕様です:
• 床材:建材床Ⅲ型(55ミリ厚)
• 表材:ダイケン和紙表 銀白表 #01
• 縁(ヘリ):大宮縁 大宮ゴールド 舛菊(鶯色)
翌日午前10時、消毒が完了した和室に新しい畳を納品しました。畳を敷き込む様子をご覧になったご夫婦から、「最近の畳は軽そうですね!」との感想をいただきました。畳が軽くなった理由や建材床の構造についてご説明すると、「なるほど、そういう仕組みなんですね」と納得されたご様子でした。
新しい畳の鮮やかな銀白色が部屋全体を明るくし、ご夫婦も「やっぱり新しい畳は気持ちがいいわ」と大変喜んでくださいました。「年内には畳が戻らないと思って覚悟していました」とおっしゃっていたので、迅速に対応できたことに私たちも安堵しました。
早めの点検と相談で安心な住まいを
今回のケースのように、和室の畳の下や家具の下でシロアリ被害が見つかることは珍しくありません。特に、築年数が経ったお宅では、定期的な点検を行うことが大切です。また、畳が傷んできた場合は早めにご相談いただくことで、被害を最小限に抑えることができます。
当店では、シロアリ被害が見つかった場合でも、専門業者と連携して迅速に対応いたします。また、新しい畳の製作もお客様のご要望に沿って進めますので、安心してお任せください。
新しい畳で暮らしを快適に
新しい畳に替えることで、お部屋の印象が明るくなるだけでなく、快適で清潔な空間が生まれます。畳の状態が気になる方、シロアリ被害が心配な方は、ぜひお気軽に当店にご相談ください。お客様の安心と満足のために、丁寧に対応させていただきます。
いわき市平 一級技能士のいる小野畳店
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