突然のトラブル!灯油をこぼした畳の対策
いわき市内にお住まいのお客様から、ストーブの灯油を畳にこぼしてしまったというご相談をいただきました。「年末の忙しい時期にこの匂いでは困る」とのことで、早速畳を引き取りに伺いました。
畳を確認したところ、藁床の畳に灯油が染み込み、独特の匂いが残っていました。このままでは完全に匂いを取ることは難しいため、表替えを行うことになりました。施工では、床材と表の間にビニールシートと竹炭シートを挟み、匂い対策を徹底しました。竹炭シートは脱臭効果が高く、灯油の匂いを和らげるのに非常に効果的です。
畳に灯油をこぼした時の応急処置
畳に灯油をこぼしてしまった場合、以下の方法で応急処置が可能です:
1. 安全確保と換気
火気を避け、部屋を十分に換気します。
2. 吸収材で拭き取る
新聞紙や布を使って、軽く叩きながら灯油を吸収させます。
3. 粉末で吸収
ベビーパウダーや小麦粉を振りかけ、数時間放置して灯油を吸い取ります。
4. 掃除機で除去
放置した粉末を掃除機で丁寧に取り除きます。
5. 中性洗剤で拭く
洗剤を布に含ませて軽く拭き、十分に乾燥させます。
これらの手順を踏んでも匂いや汚れが残る場合、専門業者への依頼を検討してください。今回のお客様も、「見違えるようにきれいになった」「匂いも消えて快適」と大変満足してくださいました。
年末の特別対応|プラスチック障子の張替え
もう一件は、プラスチック障子の張替えのご依頼です。お客様が障子を直接当店に持ち込んでくださいました。年末ということで材料の調達が難しく、紙の障子での張替えをご提案させていただきました。
プラスチック障子は特殊な施工が必要です。今回も、古いプラスチック部分を剥がすのに苦労しました。両面テープで貼られていたため、ドライヤーで温めながら慎重に剥がし、新しい障子紙を張りました。
施工後、お客様からは「紙障子もいいですね。部屋が柔らかい印象になりました」と喜びの声をいただきました。
年末の慌ただしい時期でも安心の対応を
年末はトラブルや急ぎのご依頼が増える時期です。当店ではお客様のご事情に寄り添い、スピーディーかつ丁寧に対応することを心掛けています。
畳や障子は日常生活の中で傷んでしまうことがあるものですが、適切な対応を行うことで、また気持ちよく使っていただけます。「こんなことでも相談していいの?」というお悩みでも、ぜひ一度ご連絡ください。
いわき市平 小野畳店
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