お問い合わせはLINEから。畳の新調をご検討のきっかけに
いわき市中央台高久にお住まいの女性のお客様から、当店のLINE公式アカウントを通じてお問い合わせをいただきました。
「築20年になりますが、これまで一度も畳を替えたことがなく、かなり傷んできたので新しくしたいと思っています。今は縁なしの8帖間ですが、縁の有無にはこだわりません」とのご相談内容でした。


築年数を重ねた住まいでは、畳の傷みが気になる方も多いと思いますが、「どこに頼めばいいかわからない」「費用がかかりそう」と悩まれている方も少なくありません。今回のお客様も、最初はそうした不安をお持ちでしたが、LINEで気軽にご相談いただけたことで、スムーズにご依頼までつながりました。
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コストを抑えつつ、使える部分は大切に活かすご提案
お打ち合わせはLINEで日程を調整し、ご都合のよい日にお宅へ伺いました。現地で畳の状態を確認すると、縁のない目積表(めせきおもて)の畳が敷かれており、床材(畳の下地)には「建材床」と呼ばれるしっかりした素材が使われていました。こちらは劣化が少なく、今後も十分使用可能な状態でした。
そこで今回は、床材はそのまま活かし、縁付きの畳へと「表替え(おもてがえ)」を行うプランをご提案。畳をすべて新調するよりも、費用を抑えられるメリットがあります。
さらに、お客様は当店のホームページで過去の施工事例をご覧になっており、「ピンクの可愛い縁を使いたい」とのご希望をお持ちでした。お選びいただいたのは、人気の大宮縁「HANA香織#6」。表面には熊本県産の上質ない草を使用した、当店でも1番人気の「特選クラス」を採用しました。


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畳替えでお部屋が明るく、心も弾む仕上がりに
施工当日は、お客様が朝8時半にはご出勤とのことだったので、それより前の時間にお伺いし、畳を丁寧に搬出しました。
縁なし畳から縁付き畳への変更は、ただの交換ではなく、寸法の調整に高い精度が求められるため、職人としての技術の見せどころです。現場でしっかりと採寸を行い、ズレのないよう注意深く仕上げていきました。
畳は一日お預かりし、翌日の午前9時に再びお届け。新しくなった畳をご覧になったお客様は、
「思っていた以上にキレイ!ピンクの縁もとても可愛いですね」
と、とても嬉しそうなご様子。
さらに、「新しいい草の香りが部屋中に広がって気持ちがいい」と、久しぶりの和の空気に癒やされている様子でした。こうして、ひとつひとつの仕事が、お客様の笑顔につながる瞬間に立ち会えることが、私たち職人にとって何よりの喜びです。
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おわりに:和室の心地よさ、畳からはじめてみませんか?
今回の施工では、築20年の和室が、可愛らしさと上品さを兼ね備えた空間へと生まれ変わりました。
「まだ畳を替えたことがない」「そろそろ変えたいけれど、何から始めればいいかわからない」という方も、まずはLINEやお電話でお気軽にご相談ください。
使えるところは活かし、必要なところだけを新しくする——お客様のライフスタイルやご予算に合わせたご提案を心がけています。
これからも、お客様の気持ちに寄り添った、ていねいな仕事を大切にしていきます。

いわき市平 一級技能士のいる熊本県産表専門店小野畳店
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