お茶の先生からのご紹介でつながったご縁
先日、いわき市平にお住まいの茶道の先生から、「生徒さんのお宅でも畳の施工をお願いしたい」とご紹介をいただきました。
このように信頼の輪が広がっていくことは、私たちにとって本当にありがたいことです。
ご依頼のお宅は、築7年のきれいな住宅。八帖間の茶室で、畳の裏返しをご希望とのことでした。お茶室は日常的に使われているため、炭がはねて畳に焼け焦げがついてしまうことがあります。お客様も「裏まで焦げていないか心配」とお話しされていましたが、確認したところ、表面の焦げだけで裏面には影響がありませんでした。
安心して、裏返し施工を進めることができました。
丁寧な下見と確かな技術で、裏返しも美しく
今回使用されていた畳縁(たたみべり)は大宮縁の「浮(うき)#9」。上品な柄が茶室の雰囲気にとてもよく合っていました。お客様も「同じ縁で仕上げたい」とのご希望でしたので、今回も同じものを使用しました。
茶室の場合、炉が切ってある畳は構造上、裏返しができません。そのため、一枚だけは新しい畳表に交換。ほかの七枚は丁寧に裏返しを施しました。
新築時に使われていた畳表はとても上質なもので、7年が経っても裏面はまだきれい。触れると柔らかく、い草の香りもしっかり残っていました。前回施工された畳店さんも、細やかな仕事をされており、その丁寧さに感心いたしました。
私たちも「良い仕事に応えるように」と気を引き締めて作業に臨みました。


仕上がりに感動の声。「またお稽古が楽しみです」
納品の日、お客様は畳を見て開口一番「わぁ、こんなに明るくなるのね」と笑顔に。
お部屋全体が柔らかい光に包まれ、清々しい空間へと生まれ変わりました。
茶道では、畳の目が作法の目安になるため、裏返しをすると「目が変わってしまうのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。今回もその点を丁寧に確認しながら施工しましたが、実際にお稽古でお使いいただいても違和感がなく、「これなら生徒さんたちも気持ちよくお稽古できます」とご満足いただけました。
畳は、裏返しや表替えをすることで長く美しく使い続けることができます。定期的にメンテナンスをすることで、お部屋の心地よさも、気持ちもリフレッシュします。
これからも、お客様の大切な空間を支える一枚一枚を、心を込めてお作りしていきたいと思います。
💡まとめ
- 茶室の畳も裏返しで十分きれいに再生できることがあります
- 炉付きの畳は部分交換で対応可能です
- 丁寧な仕事と確認で、お稽古にも支障のない仕上がりに
「うちの畳もそろそろかな…」と思われたら、ぜひお気軽にご相談ください。

いわき市周辺での畳の裏返し・表替え・新調は、誠実な対応を心がける当店にお任せください。
いわき市平 一級技能士のいる熊本県産表専門店小野畳店






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