いわき市平にお住まいのお客様より、畳替えのご相談をいただきました。
こちらのお宅は、東日本大震災後に当店で施工をさせていただいたご縁のあるお客様で、あれからおよそ15年。時間の経過とともに、畳の傷みや色合いが気になり始めたとのことで、改めてお声がけくださいました。
長く住み慣れたお住まいだからこそ、「そろそろかな」「でも、どうしたらいいのかわからなくて」と感じる方も多いと思います。今回も、そんなお気持ちに寄り添いながらお話を伺うところからスタートしました。
畳替えのタイミングはいつがいい?というご相談
現地を拝見すると、1階がテナント、2階が居住スペースという造りのお宅で、畳床の状態はとても良好でした。そのため、今回は畳を新しく作り替えるのではなく、表替えでの施工をご提案しました。
打ち合わせの中で、「畳を替えるのは、いつの時期が一番いいんですか?」というご質問をいただきました。
寒い時期は敬遠されがちですが、実は1月・2月は空気が乾燥しており、畳表替えには適した季節でもあります。そうした理由を丁寧にお伝えしたところ、「それなら今の時期にお願いしようかしら」とご納得いただき、今回の施工につながりました。
困りごとをまとめて相談できる安心感
さらにお話を伺う中で、これまで障子の張替えをお願いしていた職人さんが亡くなられ、今後どうしたらよいか困っている、というお悩みも打ち明けてくださいました。
畳と同じく、障子も暮らしに欠かせないもの。
「それでしたら、当店で一緒に対応できますよ」とお伝えし、畳表替えとあわせて障子の張替えもお任せいただくことになりました。ひとつの窓口で相談できることで、少しでも安心していただけたなら何よりです。
素材選びと仕上がりへのこだわり
今回使用した畳表は、熊本県産のい草を使った「松クラス」。
目が詰まり、見た目の美しさと耐久性を兼ね備えた素材です。畳縁は、以前使用していたものが廃盤となっていたため、無地がお好みというご希望に合わせて、大宮縁「浮(うき)#5」を選定しました。落ち着きがあり、和室全体をすっきりと見せてくれます。


障子紙には、丈夫で長持ちする特厚口紙を使用しました。
納品時、「部屋が明るくなって、気持ちまで晴れたわ」と喜んでいただき、さらに畳をご覧になって「目が揃っていて本当にきれいね。いい香りで癒されるわ」とのお言葉もいただきました。職人として、これ以上うれしい瞬間はありません。
これからも、住まいのお困りごとにそっと寄り添い、気軽に相談していただける畳店であり続けたいと思います。

いわき市平 一級技能士のいる熊本県産表専門店小野畳店






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