20年前の新築から続く信頼関係
いわき市四倉町にお住まいのご家族から、8帖のお部屋の畳表替えをご依頼いただきました。このお家は、20年前にヨシダ住建様が建てられたもの。新築当時からの丁寧な施工で知られる畳店が担当されたそうですが、その畳店は現在営業されておらず、12~13年前からは当店が引き継ぐ形で施工を担当させていただいております。
今回はリフォームの一環としての畳表替え。奥様から、「新しい畳で気分を一新したい」というご要望をいただきました。お部屋の畳は15年前に裏返しをされており、使用していたのは藁床(ワラボード材のサンドイッチ構造)を用いた、とても重厚な畳。1枚あたり30kgを超える重量で、当時の職人さんが手縫いで丁寧に仕上げられていたことが分かりました。
熊本県産の畳表と華やかな縁の選定
今回の施工では、熊本県産の上質な畳表を採用。奥様が見本帳の中から選ばれたのは「HANA香織Ⅲ #6」の縁。上品で可愛らしいピンク色のデザインが、お部屋に明るさを添えました。「お部屋の雰囲気が明るくなりそう!」と笑顔でお選びいただきました。
施工当日は、朝8時半にお伺いして畳の搬出からスタート。古い畳を運び出した後には床面の清掃を行い、埃一つ残らないように丁寧に準備しました。午後2時半頃には新しい畳を納品。大工さんからは、「こんなに早くできるなんて驚きだ!」とのお言葉をいただきました。が、その後の仕事もあり昼休み無しで特急施工。
敷き込み後には畳の表面を乾拭きし、最後に掃除機で仕上げ。お客様にも「新品の畳の香りがとても心地よい」とご満足いただけました。
重厚な畳にも対応する確かな技術
今回の畳は、1枚30kgを超える重さがあり、施工中に改めてその頑丈さを実感しました。しかし、当店ではこうした伝統的な藁床の畳にも対応可能な技術と経験があります。「思い出の詰まった畳を、これからも大切に使っていきたい」というお客様のお気持ちに寄り添えることが、私たちの喜びです。
畳替えを通じてお部屋をリフレッシュするだけでなく、住まいへの愛着を深めるお手伝いをさせていただきました。これからも、地域の皆様のお役に立てるよう努めてまいります。
いわき市平 一級技能士のいる熊本県産表専門店小野畳店
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