大切な家族のために選ぶ、日本の伝統「畳」の癒し
私たちの畳店にお越しいただいたのは、いわき市平中神谷にお住まいのKさま。ご義父様のお住まいの畳を新調したいというご依頼でした。築40年ほどの住宅で、ご義父様が病気療養中とのこと。「綺麗な畳の上で心地よく過ごしてほしい」という優しい想いが伝わってきました。
日本の伝統である畳は、単なる床材ではなく、空間全体の雰囲気を左右する大切な要素です。特に療養中の方にとっては、目にする景色や感じる香り、触れる感触のすべてが心の安らぎにつながります。Kさまはそんな畳の持つ力を大切にされていました。
こだわりの素材選びで、癒しの空間づくり
打ち合わせでは、床材はそのまま活かして表替えを行うことになりました。8帖のお部屋に使用したのは、品質にこだわった熊本県産表「特選クラス」。縁には上品な風合いの大宮縁「フローレンス#120」を選ばれました。


施工日は一度決まっていたものの、ご義父様の体調がすぐれないとのことで一旦キャンセルに。しかし、その後体調が回復されたとの連絡をいただき、「なるべく早く施工してほしい」とのご要望に応じ、すぐに対応させていただきました。
新しい畳の香りが運ぶ、心身の元気
施工後、Kさまからは「畳の色が綺麗で香りも最高ですね」とお喜びの言葉をいただきました。実は私たち畳職人、毎日畳に触れているせいか、その香りを感じにくくなっているという職業病があります。それをお伝えすると、Kさまは笑顔で「ぜひお父にも新しい畳の香りを楽しんでもらいたい」とおっしゃっていました。

以前は近所の畳店にお願いされていたそうですが、高齢化による営業状況が不明だったため、SNSで当店を見つけてくださったとのこと。地域に根差した畳店として、こうしてご縁をいただけることに深く感謝しています。
畳は日本の住まいの文化の核となるものです。その心地よさは、日々の暮らしに安らぎをもたらします。特に療養中の方には、新しい畳の香りや触感が元気を取り戻すきっかけになることも。
当店では、お客様それぞれの状況やご要望に寄り添いながら、最適な畳をご提案しています。お急ぎの場合も可能な限り対応させていただきますので、畳のお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

いわき市平 一級技能士のいる熊本県産表専門店小野畳店
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