毛羽立ちは「交換のサイン」。築15年のお宅の表替え事例
先日、いわき市にお住まいの50代ご夫婦より、お電話で畳替えのご相談をいただきました。築15年のお宅で、「畳の表面が毛羽立ってきたので、そろそろ替え時でしょうか」というお悩みでした。
畳は、使い続けるうちに表面のい草が擦れて、毛羽立ちやささくれが出てきます。これは畳の表面(畳表)が寿命を迎えつつあるサインです。
お伺いして畳の状態を確認したところ、床材の藁床(わらどこ)はとても良い状態でした。そのため、芯はそのまま活かして畳表だけを新しくする「表替え(おもてがえ)」をご提案しました。畳全体を新調するよりもお財布にやさしく、まだ使える部分を大切にできる方法です。
お客様には実際に畳表の見本を見て、触っていただきながら、質や厚みの違いをご説明しました。ご相談の結果、次の仕様に決まりました。
- 畳表:熊本県産 松クラス
- 畳縁:大宮縁「暮四季 No.70」
当店では、金額だけでなく「お部屋の使い方」「お好み」「ご予算」に合わせて、ご納得いただけるまで丁寧にご説明することを大切にしています。


納品の瞬間、「いい匂い!」の声に職人冥利を感じました
作業当日は、朝8時30分に畳を搬出し、16時00分に納品いたしました。畳表の表面についている染土(せんど)は、作業中に掃除機をかけ、乾拭きまで済ませてからお届けしています。納品後すぐに、気持ちよくお使いいただけるようにするためです。
一枚目を敷いた瞬間、お客様から「一枚だけでも、畳のいい匂いがしますね!」と笑顔でお声をいただきました。天然い草の香りには、気持ちを落ち着かせてくれる効果があるといわれています。この一言が、私たち職人にとって何よりの励みです。
出産を控えたご家族へ。畳選びで知っておきたいこと
納品時のお話で、娘さんが出産を控えており、里帰りに合わせてお部屋を整えたいというご事情をうかがいました。実は、出産やお孫さんの誕生をきっかけに畳を新しくするご依頼は、毎年たくさんいただいています。
最近は、お住まいの環境やご家族の考え方に合わせて、畳の素材を選ぶ方が増えています。
- カビが生えにくい化学表(和紙・樹脂系の畳表):湿気が気になるお宅や、お手入れの手間を減らしたい方に
- 天然い草の畳表:調湿・空気の浄化作用など、自然素材の心地よさを大切にしたい方に
今回のお宅は、畳を剥がして床板を確認したところ、非常に乾燥した良い状態で、カビの形跡もありませんでした。そのため、天然い草を選んでいただいたのは、まさにぴったりの判断だったと思います。
また、今回は採用されませんでしたが、さらに衛生面を重視したい方には、防虫シートや竹炭シートを組み込んだ施工も可能です。「赤ちゃんが安心して過ごせる部屋にしたい」「アレルギーが心配」といったお悩みも、どうぞお気軽にご相談ください。
よくあるご質問
Q. 畳の替え時はいつですか?
A. 毛羽立ちや色あせ、ささくれが目立ってきたころが目安です。新築から10〜15年が一つの目安ですが、お部屋の環境や使い方で変わります。
Q. 表替えと新調の違いは?
A. 表替えは、床(芯材)を残して表面の畳表と縁だけを交換する方法です。床の状態が良ければ表替えで十分きれいになります。
Q. 見積もりだけでも頼めますか?
A. もちろん可能です。状態を拝見し、最適な方法をご提案します。
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畳のことなら、小さなお悩みでもお気軽にどうぞ。電話でもLINEでも、写真を送っていただくだけでも大丈夫です。
いわき市の畳店 小野畳店
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