畳床材 ケナフ床について

昨今の住宅事情を見て、ご存じの通りフローリングが間取りの大半を占め また、ソフトフロアーであるべき畳においてもワラ床から建材床に移り変わり、消費者から硬いイメージを持たれるようになってしまいました。心地よい感触を求めて商品開発されたのが

『ケナフマットコア』です。

原材料はケナフ、ヤシ、ポリエステル繊維からできています。

ケナフ=アフリカ原産のアオイ科フヨウ属の植物で一年草で、現在は東南アジアやインド、中国を中心に栽培されており非常に多くの繊維を得ることができる植物です。

ヤシ=単子葉植物ヤシ目ヤシ科に属する植物の総称 熱帯地方に多く独特の樹型で知られている植物です。

ポリエステル繊維=石油を原料とした人造繊維

これらの材料を水を一切使わず、不織布製造の応用にて、原料であるケナフ・ヤシ・ポリエステル繊維を細かく混ぜ合わせ絡めて 30ミリ前後のボード状に成形し、プレスをかけ10ミリに圧縮し 高温にて熱処理を行い、接着剤の代わりを担うポリエステル繊維を軟化させ、より強固な絡みつきを促し製造されます。

ケナフマットコアの4つの優れた特徴

  1. 心地よい足触り感               従来の製品に比べ、絶妙な足触り感を実現。   
  2. 優れた耐久性と高い寸法安定性         ケナフマットコアにおいてJISに準ずる局部圧縮・たわみ試験を実施。いずれにおいても、JIS規格をクリア
  3. 軽くて優れた断熱効果             多くの空気層を持つことによる優れた断熱性能
  4. ニオイとアレルギーを軽減           製造工程で一切水分を使用しない為、高温多湿な時期でも臭いがなく、カビの心配が少ない     ケナフマットコアから、カビ発生の可能性が低くカビを起因とするアレルギーの軽減になる。    また原料は天然素材が多く、接着剤不使用であることから、ホルムアルデヒドの放散量が非常に少ない。以上のことから 『人に優しい畳素材』と言える。

新築住宅から既存住宅の入替えまでさまざまなシーンで使用して頂ける優れた足触り感と断熱性能を兼ね備えたケナフマットコアを使用して製造されているケナフ床を当店では標準施工させていただいております。

お問い合わせはお気軽にどうぞ!

熊本県産表専門店 いわき市平愛谷町 

一級技能士 小野畳店   

関連記事

  1. 「畳交換のポイントとは?快適な空間を手に入れる方法」

  2. 「縁つき畳: 快適さと個性を引き立てる日本の伝統の融合」

  3. 「畳の耐久性について」

  4. “美しさと緻密な織りで魅了する市松表畳 – メリットとデメ…

  5. 新年あけましておめでとう御座います。

  6. 「ダイケンの和紙表: 美しさと耐久性を兼ね備えた畳材」

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA