いわき市郷ヶ丘にお住まいの、築20年になるお宅より、障子の張り替えのご依頼をいただきました。長年大切にお住まいになっているお宅で、今回は琉球畳と障子の両方をご依頼くださいましたが、まずは障子の施工事例をご紹介します。

丈の長い障子ならではの難しさと、外す時の工夫
今回の障子は高さが230cmもある、特別丈の長い建具でした。長年の使用で建具がきつくなり、外れにくくなっているとのこと。無理に力を入れると建具を傷めてしまうため、ジャッキを使って慎重に取り外しました。
外した後は3~4mmほど丁寧に削り、再度取り付ける際にはジャッキを使わずスムーズに納めることができました。長年の経験と適切な道具があってこそ、建具を傷めずに作業できるのだと、改めて感じた工程です。
運搬にもプロならではの気配りを
実は施工そのものより気を遣うのが「運搬」です。当店では軽トラックと軽バンを使用していますが、丈の長い障子は軽バンには積み込めません。せっかく綺麗に仕上げた障子ですから、車からお宅まで運ぶ間も傷つけないよう、薄畳やコンパネで丁寧に囲って運搬しました。

特に丈が長く大きい建具は、風が強い日には煽られやすいため、細心の注意を払いながら搬入しています。こうした小さな配慮の積み重ねが、お客様に気持ちよくお使いいただける仕上がりにつながると考えています。

「破れない障子紙」は本当にお得?経験から見えたこと
今回使用したのは、無地の特厚口の障子紙です。真っ白で美しい仕上がりに、納品時には「こんなに白くて綺麗になるなんて」ととても喜んでいただけました。
最近、「破れない障子紙はありますか?」というお問い合わせを多くいただきます。プラスチックを和紙で挟んだ三重構造の紙(PETワーロンシート)は、ひっかき傷に強いという特長がありますが、通常の障子紙の倍近い価格になります。さらに10年以上使用すると、紫外線や湿気の影響でどうしても傷んでしまうため、結局は貼り替えが必要になります。
今回のお宅のように、通常の障子紙でも20年近くきれいな状態を保てていたことを考えると、こまめに貼り替えるほうが、常に美しい状態で長く快適に過ごせて、結果的にお得なのではないか。これまでの経験から、そう感じています。
これからも、お客様のお住まいに寄り添いながら、細やかな気配りを大切にした施工を心がけてまいります。次回は、今回同時にご依頼いただいた琉球畳の施工事例をご紹介する予定です。どうぞお楽しみに。
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・いわき市平字愛谷町4丁目4-8






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